2011/06/13

2011年6月12日 VS チャーリーズ

場所: 世田谷河川敷グラウンド

結果:ペンギン 19-10 チャーリーズ

概要: 前日の雨による湿気が残ったグランドはやや重、蒸し暑い中での試合となりました。
初対戦となるチャーリーズは、どでかいプレーヤーがFWとBKにいて、彼らを中心にスピードにのった縦突破を仕掛けて来るチーム。
先週のメールズのNo.8はスピードと技術で攻めるタイプでしたが、今回の相手の武器は「パワー」と「体重」。ひたすら相手目がけて突っ込んでくるので抜かれることはないのですが、着実に体力と気力を削り取られます。
その縦攻撃を着実なタックルでしのぎ、先週とは見違えるようなSO坂東の好キックにより前進、
相手バックスリーの対応のまずさもあって敵陣中心にゲームを進めることができました。
アタックも重量チームのゆえかそれほど前に出てこない相手DFの隙間をぬって突破し、
前半は12-5で折返し。

後半もドスドス突っ込んでくる相手を着実にタックルで止め、キックを有効に使って陣地を稼ぎ、相手ペースにさせないままリードを保ってノーサイドとなりました。


<良かったところ>
試合に勝つと良いところがたくさん見えますね。せっかくなので思いついたのは全て挙げときます。
(1)タックル:
縦に攻めてくる相手を最後まで着実に止めてました。
縦突破からの連続攻撃を持ち味とするであろう相手の出足をくじけたことが一番の勝因だと思います。

(2)セットプレーを試合中に修正できた:
試合当初のスクラムは戦車のように押され、ラインアウトでは4番に投げたボールを相手2番に見事にキャッチされ、どうなることかと思いましたが、ゲームの中で修正することが出来ました。
スクラムはダイレクトフッキングからのサイド攻撃を取り入れ、
ラインアウトは1番下や山なり4番を急遽取り入れて、不安定ながらも着実にBKに供給してもらいました。
「試合中に冷静に対応できた」、これができると強くなれます。

(3)キックディフェンスが良かった:
相手バックスリーがカウンターでもたついてゲインされたのに対し、こちらのバックスリーは着実に前に出て主導権を相手に渡しませんでした。
FB島田さんを中心に迷うことなく前に出たプレーが良かったと思います。

(4)良い陣地で戦えた:
キックを使って前に出て、常に中盤から敵陣でゲームを組み立てることが出来ました。
相手の戦法を考えれば、自陣22mまで攻め込まれればひたすらごりごりとやられたことでしょう。
相手のやりたいことをやらせなかった事も勝因です。


(番外)売られたけんかを買わなかった:
ぺらぺらとよくさえずる相手でしたが、冷静に対応できました。みなさん怒りを力にかえて、低いタックルでお返ししてました。


<悪かったところ>
・得点力不足:
ペンギンの攻め方である「1次BK、2次FW、3次以降も縦中心」がうまくいかなかったように思います。特にFWの2次攻撃が殆どなかった・・・。
セットプレーが押されてたのでしかたがない面もありますが、常に意識していきましょう。

・ボールキープは近くにいるプレーヤーで:
突っ込んだプレーヤーへのフォローが遅く、かまれそうになる場面がありました。
FW、BK関係なく、一番近いプレーヤーがサポートに動くことを心がけましょう。


<ワンポイントアドバイス: 状況に応じたタックル>
この試合のペンギンDFは素晴らしく、私も試合後にCapからお褒めの言葉を頂きました。
私は状況によってタックルを使い分けています。
スピード、体格からこちらが優位なときは「倒す」ことではなく「ボールを奪う」事を意識して、
高く、相手に抱きつくようにタックルします。
ですが昨日のように相手がでかい場合には、とにかく「止める」事を最優先に考えます。
具体的には、重心を落とした「亀」のタックルを心がけます。でかい相手にまともにぶつかってもはじき飛ばされるだけですので、
相手の下に潜り込んで、相手の勢いが自分の上を通過するように心がけます。
例えれば、「石にけつまずいてすっころんでもらう」ようなイメージです。
このタックルは、特に相手をはね飛ばしに来るプレーヤーに有効です。でかいプレーヤーは姿勢も高いことが多いので、下に潜れれば確実に仕留められます。
つかみに行く場所は胴回りなど届くわけがないので、足、しかも片足を狙います。右タックルであれば相手の右足、膝の部分を抱え込んで、しがみつきます。
これが決まれば相手の突破は確実に止まります。ボールは繋がれるかもしれませんが、突破されるよりはずっとましですし、相手のキープレーヤーを封じ込めたことが大きいです。
意識だけではなかなか低い姿勢をとれませんので、私はタックルの直前に「両手を地面につく」ことを心がけています。自陣ゴールを背負ったポイントでサイド攻撃を警戒する場面で良くありますよね。あのイメージです。
このタックル、ペンギンには名手がおります。田辺(父)さんです。
自分より体格もスピードもある相手を着実に仕留めるシーンは皆様何度も見ていると思います。
姿勢を低く、より小さく、まさに「亀」となることによって相手の攻撃手段を奪う・・・素晴らしいお手本だと思います。
タックルのやり方は皆様それぞれのスタイルがあると思いますが、参考にして頂ければ幸いです。


<所感>
・助っ人で来てくれた常深君、素晴らしい動きでした。フォロー、バッキングともよく走り、素晴らしいアタックで2トライを挙げてくれました。
竹田さんもそうですが、良いプレーヤーの動きはとても参考になります。「彼らのまねをする」「離されないようついていく」ことで我々の技術も向上すると思いますので、がんばってついていきましょう。

・先週から私と岡本さんで密かに「モールでトライをとろう!」を目指してます。
敵陣ゴール前ペナルティーのチャンスは何度かあったのですが、未だ達成できていません。
せっかく練習でうまくいくようになったので、何とかとりたいですね。

文責 坂東さん

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